Delightful Aging
認知症患者のデライトフルエイジング
Book Cover Art
2025-2026

コンセプト
藤井雅彦先生、佐々木英忠先生による医学書『認知症患者のデライトフルエイジング』のために制作した表紙アートです。
これから情動療法を学ぶ学生や、現場で携わる方々に、ひとときの安らぎと喜び、そして仕事への新たな情熱を感じていただきたいという思いを込めました。
この絵は、単なる装飾ではありません。読者が本を手にしたとき、最初に出会う感情的な体験です。医療の中にも、尊厳や安らぎ、喜びのための場所があることを、静かに伝えています。
作品について


01
心を迎える表紙
医学書らしい硬い印象ではなく、やさしく、思わず手に取りたくなる表紙を目指しました。
読者が本文の知識に触れる前に、少し立ち止まり、呼吸を整え、心を開いて本に向き合えるように。そのための余白を、絵の中につくっています。
02
ウィリアム・モリスからの着想
制作当初の構想は、ウィリアム・モリスを思わせる緑の植物模様でした。
流れるような葉を表紙から背表紙、裏表紙へとつなげています。白い背景には十分な余白を残し、細やかな模様が軽やかに息づくようにしました。
03
安らぎと、あらたな情熱
この表紙は、特にこれから情動療法に携わる方々を思い浮かべながら制作しました。
本を開くたびに心が休まり、明るい気持ちになれること。そして、人に寄り添う仕事への情熱が、静かに新しくされていくことを願っています。
04
遊び心をしのばせて
葉の間には、小さな実や花、鳥、蝶を隠しました。ふとした発見を楽しめる、やさしい「遊び心」を添えています。
少し立ち止まって、もう一度眺める。そのたびに新しいものが見つかるような絵を目指しました。
04
色彩と心地よさのバランス
重なり合う緑には、穏やかさや回復、続いていく命を込めています。クリーム色の花がやわらかさと光を添え、オレンジや赤の差し色が温かさと生命力をもたらします。
喜びを感じられながらも、目や心に強すぎない色彩のバランスを大切にしました。
書籍のご案内
本書は、日本国内の一部オンライン書店でお求めいただけます。
藤井雅彦先生、佐々木英忠先生による、認知症ケアにおける情動療法の基礎と実践を学べる医学書です。


著者:藤井雅彦・佐々木英忠
表紙イラスト:きのしたむぎ
アートディレクション・デザイン:山本留美
出版社:晴山書店
発売日:2026年7月17日
言語:日本語
判型:B5判・並製/257 × 182 mm
プロジェクト概要
担当:表紙イラスト
制作範囲:B5判書籍カバー(表紙・背表紙・裏表紙)
画材・技法:デジタル水彩・色鉛筆
制作年:2025–2026
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