
© Mugi Kinoshita/Koguma Benfit Corp 2025
温泉こぐま
日本の伝統的な温泉建築の内観と外観を描いたコンセプトアート。プロジェクトの想いや世界観をご支援や共創を検討してくださる皆さまに、視覚的にわかりやすく伝えることができます。
外観

About Art
雪の舞う中にあらわれる、ぬくもりに満ちた建築の空間。ほのかに灯る鎌倉が道を照らし、降り続く雪は季節のうつろいをそっと語りながら、夢のような静けさの中に溶けていく。むぎの想像する世界に通じる、やさしく静かな雪国の体験を届けます。

門
ここから「こぐまの世界」へ──心を迎え入れるような、あたたかな入口を表現。

雪
雪は世界をやわらかく包み、外の音を静かに消しながら、温泉に幻想的で夢のような光をもたらします。その静けさが、訪れる人の心にそっとやすらぎを運びます。

温泉建築
木の梁、土壁、そして冬の光に包まれた縁側。静かなぬくもりと、どこか懐かしい記憶へとやさしく還るような空間です。

自然
丸く整えられた低木が、安心感やぬくもりを伝え、やわらかな自然がにこぐまの世界に足 を踏み入れた人を癒しで包みます。

のれん
温泉のシンボルである「のれん」はちょっとしたときめきを感じさせてくれます。ここでは「こぐま」の家紋と名前が染め抜かれ、世界観をより深く印象づけます。

垣根
竹垣はここにしかない小さなオアシスを作ります。外の喧騒をそっと断ち切り、こころの休みを届けます。
内観

About Art
広角の視点でとらえた温泉建築。中央には四角い水口のついた湯船が木の床に据えられ、開かれた障子の向こうには、モミの木、石、灯籠、そして竹の垣根が調和する小さなお庭が広がっています。

お庭
静かに配置された灯籠、石、モミの木。そっと心に語りかけ、訪れる人の意識を内側へと誘い、思索のひとときをもたらします。

植物
日本の伝統文化である「生け花」は、季節ごとに活け替えられ、訪れる人に日本の四季の美しさをそっと伝えてくれます。

お風呂
相馬工舎の四角い木の湯船には、岩の間からそっと流れる滝のような、水口があります。陰影のある静かな水音が、心を穏やかにします。

障子
開かれた障子の向こうには小さな日本庭園が広がり、雪を透かした障子越しにやわらかな日差しが差し込み、幻想的な空間を作ります。

のれん
外観アートと同様に、「温泉こぐま」の世界観をより深く印象づける存在です。

空間設計
視線が自然と庭へと導かれる構造に──訪れる人の憩いの場となるような空間にデザインにしました。

制作プロセス
物語
バーモントへのスキー旅行の途中、ある家族がふと立ち寄ったのは、日本式の温浴体験「温泉こぐま」。思いがけない出会いの中で、彼らはぬくもりと美しさ、そして深いおもてなしの心に包まれた、特別な世界へと誘われます。家族``にとってこぐまは、心が通い合う不思議であたたかな場所になり、特に母親にとっては、日本で過ごした日々の記憶が静かによみがえる特別な時となります。

1. 物語のはじまり